sisiの作り方(?)

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 皆さんはsisiがどう作られているかご存知でしょうか?

もちろん、sisiと言うか、sisiバッグなんですが。 私のブログの方でもちょこちょこと紹介しているんですが、写真の整理をしていたら色々出て来たのでちょっとご紹介しようと思います。

 定番のグラニーバッグの場合は形は決まっていますから布を選ぶ「だけ」なんですが、これが中々楽しい作業。 外の布と内布のコンビネーションを考えたり、既存の布に刺繍を入れたり、スパンコールをつけてみたり。

Motif

 はたまたインドネシアの伝統的な手法である『ろうけつ染め』を使ってオリジナルの布を作ってみたり。 最初に考えたデザインと微妙に変わって来るのも、また味でしょうか。

 色目もね、上がって来る度に結構変わって来るんです。

「天気によって変わるんだよ」と染めの職人さん達はおっしゃるんですが、、、それも含めてsisiを愛して下さると嬉しいです。

 新しいデザインなどはもちろん私が考えています。 デザインの勉強を特にしていた訳では無い私。 新しいバッグは案外、しよう、と思ってない時に浮かんできたりします。 映画を観ていたり、街をぶらぶらしていたり、ジムで身体を動かしている時だったり。

 先に布のアイディアが浮かんだり、ある布を見て「これを生かすには!」なんて事もあります。

それを職人さんとミーティングしてサンプルを仕上げてもらい、またミーティング。そんな繰り返しからバッグとなって行くんです。

 職人さんの工房では家族や親戚も一緒に仕事してくれています。

Rapis

*内布を裁断する為にきれいに重ねている甥っ子。

Cut

*布の裁断はここで行われています。 バリのお祭りなどが細かく記されているカレンダーがかかってますね。

出来上がったバッグは職人さんがウブド(sisiとsisiのストックルームのある町)まで持って来てくれたり、スタッフが取りに行ってくれたりします。 出張中は私が取りに行く事も。

Bike

*私のバイクに出来上がったバッグを乗せてくれているところ。笑える様な事になって行きます。

手前の人が職人チーフの『nyoman』そしてボーダーの服を来ているのがこれまた別の甥っ子。そして向こうの黄色いTシャツの子が息子ちゃんです。 初めて会った時は小学生だったのに、いまでは立派な高校生!

「sisiさん、バイクで???」と驚かれる事も近年多いですが、私は思いっきりバイクです。車、バリで乗れませんし、バイクは気持ちが良い! 「しゃちょ〜」と言われながらもこうして座席の前後ろにぎっちり200個ぐらいは積んで走るのもお手のもの! クッション利いて結構気持ちが良いんですけどね。

うちの旦那様も運んでます。 ただ、これはウブドのストックルームからお店に足りなくなったバッグを少し運んだ時の写真。

Strsepeda

*走りながら宣伝も出来ちゃいます。

近いうちにもうちょっとちゃんとした工房を建てる予定です。 sisiの職人さんがもっといい環境で仕事出来る様に私たちが引っ越してからきっちりするつもりです。 ほんとに笑っちゃうぐらいの手作業でひとつひとつ作られています。

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*ストックルームの様子

 ウブドに運ばれてからも可愛いバリ人の女の子スタッフ達がラジオを聞きながら、丁寧に検品してくれています。 私の冗談に恥ずかしそうに笑う彼女達。本当に可愛いんですよ。

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*右:新人カデちゃん(若干16歳)と永遠のチビ(?)キャラ、コマン。