sisiプンゴセカン店裏の工事状況

こんにちは、古谷です。バリ島ウブド近郊の自宅よりお送りしています。

■今までの工事状況はこちらを御覧ください
その1:http://sisibag.com/blog/?p=2549

その2:http://sisibag.com/blog/?p=2633

その3:http://sisibag.com/blog/?p=2823

その4:http://sisibag.com/blog/?p=2832

今週は朝晴れて昼から雲が出て、午後から雨が降り、夕方に止む、という天候パターンの1週間でした。
今日(金曜日)は久しぶりに1日中晴れて暑いのなんの、です。

子どもが通う学校が今日で終わり、これから3週間ほど冬休みに入ります。
なので最終日の今日は年長さんまでのクラス合同パフォーマンスがありました。

その話はまた後ほど。

sisiプンゴセカン店裏、雨が多かったのでなかなか沢山作業出来なかったにも関わらず、
職人さん達が頑張ってくれたお陰で、屋根の藁葺きまで始めることが出来ました。

1階の天井部分、太めの竹を敷きます。この上にさらに角材を敷いて、2階の床に敷かれる割竹の土台となります。
屋根の土台となる部材を組んでいる所。1本の竹ではなくて2本の竹を間に格子も入れて補強するという工夫がなされています。
1階天井部分の竹を、梁部分の竹に固定していきます。
ワヤン君、寡黙で優しいお兄ちゃん。結婚して子どもも授かり、今はすっかりお父さんらしくなりました。
1本1本しっかりと寸法を見ながら、息を合わせて取り付けていきます。
建物の中に入って見た図。ここは厚さ3センチの木の床張りになります。
こちらはワークショップと、補習校の物置になるスペース。タイル張りになります。竹を切っているのは親方のワヤンさん。
3時になったのでお茶休憩。
屋根の骨組みも取り付けが終わり、1階の庇も取り付けられてだいぶ建物らしく見えてきました
1階正面部分はブロックを積んで、中から子ども達が外を見えないようにしています。後ほど学校としても利用するためです
1階の庇(ひさし)部分。
2階の屋根の骨組み部分。建物の横から見た図
庇の取付中これら細い部材は全て竹で作った釘『竹釘』で固定していきます。
タイル貼り部分、左側が物置、右側が流し台が設置され、ワークショップに使われます。
建物正面からプンゴセカン店裏を見た所。キッズルームとして使っていた部屋の壁を壊して、ドアを取り付けます。ここは図書室になります。
私(古谷)が立っている場所が正面出入口です。
図書室になる部屋から見た図。ドアの両サイドはwarungsopaの壁みたいにレンガ積んで白塗りにします。
いよいよ屋根(アランアラン)が取り付け開始です。アランアランとは屋根材につかわれる藁の様な植物の名前です。
アランアラン
こちらに2階へ行く木製階段が取り付けられます
アランアランがぎっしりと並べられています。この間隔が短いほど、屋根の厚みが増して、耐久年数も長くなります。ただ昔と比べて、現在はアランアランを作る際に農薬を使うので、耐久性が弱くなっているそうです。残念ですね。

あと2~3日で屋根が全部終わると親方ワヤンさんより。この建物以外にも、
コンポストトイレや飲食スペースの、これまた竹で作る建物の打ち合わせなどがあり、
バタバタしつつも楽しい毎日を過ごさせて頂いています!!