sisiプンゴセカン店のお隣、新プロジェクト始まりから今まで

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こんにちは、sisiの古谷 悟です。新プロジェクト、写真は撮っていましたが、

ブログアップがまちまちでしたので、ここで一気に昨年秋からの様子を。

以前投稿したブログと画像が重なるものもあるかもしれませんがどうぞご了承下さい。

まだまだ作業は続きます。一気にアップしたので見応えあるかと思いますが、

バリの建物や、建築工程に興味のある方は、こんなやりかたがあるのか、とご覧頂ければ嬉しいです。

それではどうぞ!

kafe topiバンブースペース横の空き地から見た図。右側に見えるアランアラン(という植物を使ったバリの伝統的な屋根、
日本の茅葺きみたいな雰囲気です)の屋根は、kafe topiのキッチンスペースです。

左側のレンガ造りの壁は、新プロジェクトの、道路から見て左側にあるテナントスペースです。
(画像はその裏から見た図)

椰子の木に少し隠れて見えるのは、境界線の塀を取り壊す職人さん。

バンブースペースから見える空き地。ここにヨガスタジオが建ちます。

ここは地主さん曰く『精霊の通り道』だそうなのですが、前の借り主との取り決めを間違えてしまい、

このスペースまで貸してしまい、バリヒンドゥーの信者ではない借り主さんが閉めてしまっていたそうです。

右側の建物はsisiプンゴセカン店。左側は一番上の画像にある建物です。

一番奥に見えるのが、道路を挟んだ向かい側にある眼鏡屋さん。

境界線の塀を全て取り壊し、その向こうにあったギャラリースペースも全て無くなり、通りを走る車が
良く見える様になりました。

塀に使われていた材料は再利用するために、この様に保管しておきます。

バンブースペースやカフェに土埃が舞い込まない様に、竹で壁を作ります。

道路から見た工事現場。竹製の塀で土埃等が道路に出ない様にしています。

道路から見て右側、奥に見えている建物が、もう一つのテナントスペース。こちらは小さく部屋を区切り、中に通路を設けます。

道路から見て左側(sisiプンゴセカン店側)の建物。このブログ記事最上部の画像にあるレンガの壁は

この建物の裏部分です。

テラスに使う柱や屋根のチーク材が届きました。

テラスの土台作り。店舗のガラスが入る枠も取り付け始められています。

店舗を仕切る壁を作り、窓枠を取り付ける作業が続きます。こちらは小さい店舗が集まる方の建物。

生島が立っている場所は、建物内を抜ける通路。

こちらはsisi側の建物。5部屋に区切るので、広いスペースになります。

sisiとの間にある通路からも、店舗に入られる様に扉を付けています。

sisi側の店舗スペース、テラス側からの入り口とショウウィンドウの枠を取り付け中。

ギャラリーの残骸。トタンで覆われた中は、職人さん達の『シャワールーム』。

この場所にはバンブーホールが建ち、このシャワールームの位置にはキッチンが作られます。

テラス部分の基礎が終わりました。職人のお兄ちゃんがスコップをギターに見立てて歌っていたので

写真撮るぞー!と言ったら恥ずかしげに後ろ向かれてしまいました。気持ちよさそうに歌う彼。邪魔してごめん。

sisi側の建物前に生えている椰子の木。このまま切らずに残します。

建物は基本的に壊さず、あるものを再利用するので、壁や屋根は修理しながら再利用です。

レンガの壁をセメントで平らにならします。

テラスの柱と屋根の部材が取り付け始まりました。テラス部分も以前あるものはそのまま利用。(右側の白いタイル部分)

生島は、お尻をハチに刺された様な顔していますね。

各店舗スペースに壁を区切られて、窓枠も入りました。

建物内の通路も出来ましたが、天井は取り壊した状態のままですね。

テラスの屋根に使われる部材。互い違いに外れないように刻まれています。

ボロボロで雨漏りのしていた屋根を補修、天井も全部取り替えます。新たに天井にボードを貼るために

写真の様に木枠を取り付けます。

電気工事も始まりました。壁を削り、そこにパイプに通した配線を埋め込みます。

バンブーホールの基礎工事です。重機は一切使わず、全てが手作業です。

ヨガスタジオ予定地を測量して、杭を打ち、紐で囲いました。

sisiと反対側の店舗屋根がアスベストの屋根材なので、全部取り外して、瓦に変えます。

ヨガスタジオの基礎工事が始まりました。直径10メートルの円形です。

ヨガスタジオから、屋根を張り替え中の店舗。

ヨガスタジオの基礎工事が終わり、いよいよバンブー職人さん達の登場です。

メンバーはkafe topiやバンブースペースの建築でお馴染みの熟練さんばかりです。

写真の竹製構造材は、ヨガスタジオの壁部分になります。

壁と壁を上部で繋ぐ竹材と、竹釘。

竹の箸みたいですが、竹と竹を繋ぎ止める竹釘です。

職人さん達はいとも簡単にナイフ1本で、シャッシャッ!と作ります。

角度の付いた竹は、曲げているのでは無く、全て1本ずつ角度を付けて接合されています。

竹の角度と内径に合わせて『くの字』状に木を削り、お互いの竹を入れて、釘で繋いだ後、

紐でしっかりと結びます。私も作る手伝いをした経験ありますが、とっても手間と時間の掛かる作業です。

ここから水が出てきそうな雰囲気ですが、この竹も接合するための部材です。

入りやすいように、少しだけ先端が削られているのが見えますか?

紐で仮止めしながら円上に壁の構造材を組み合わせていきます。

仮止めが終わったら、これでしっかりと組みます。これで強風が吹いても決して倒れたりする事がありません。

設計士の作った図面と、竹家具の棟梁が作った図面。

竹に穴を開けるの図。竹を置いて、おおよその径をなぞり、ノミで穴を開けます。

穴を開けた後、ナイフでジャッジャッ!と軽快に削り、入れる竹を合わせていきます。

現場で作られた竹製の足場。

壁部分の構造材がしっかりと組まれました。

屋根部分の組み立て工事が始まりました。

幾何学的な模様みたいに、屋根材、それを支える構造材、足場など竹だらけで何が何だか分からない状態に。

(分かっていないのは私だけ)

よりしっかりと固定する為に、紐で括り付けます。

親方が始めに作った模型。こうやってどういう風に仕上げるか、じっくり考えるのだそうです。

親方のI Wayan Balik Sukanadi氏。

この方がいなければ、今の私はいません。インドネシア語をこれっぽっちも分からなかった時から、

大変お世話になりっぱなしです。今こうして一緒に仕事出来る事が本当に嬉しいです。

こちらは道路から入って正面に建てるバンブーホールの模型です。

ヨガスタジオ建築中の間、こちら店舗スペースもどんどん進んでいます。あっという間に瓦屋根が完成しました。

バンブーホールの基礎工事も進んでいます。

sisi側の店舗もテラスの天井部分が菱形に組まれています。

屋根の取り付け作業がだいぶ進み、アランアランを葺く準備が整いました。

アランアランが運び込まれました。芯材がパイプになっているのは、円形に曲げる為。

通常は削られた竹を使います。

テラス部分のタイルが貼られ始めました。菱形に組まれた屋根材の陰が綺麗です。

店舗の床もテラコッタ風のタイルが貼られ、いよいよ形になってきました。

建物内の通路にもタイルが貼られ、お店らしくなりました。

ヨガスタジオ、アランアランを葺いていきます。

大勢でひとつひとつ丁寧に紐でアランアランを屋根の竹に括り付けていきます。

とにかく手間と時間のかかる作業ばかりです。

ヨガスタジオからみた、バンブーホールの基礎。

ショーウィンドウのガラスが取り付けられました。

sisi側の広いテナントスペースからテラスを見た景色。

いよいよ最上部分。狭くなるので少人数でしか作業できません。

バンブーホール、お座敷スペースの基礎工事。ここは板張りになります。

あと少しで終わりそうですね。

ヨガスタジオ、バンブー職人さんの作業が無事に終わり、ここから壁と木製床を敷くための工事が始まります。

電力会社に申請をして、広いスペースの店舗は各店舗毎に一つずつ電源を引き込みました。

支払いはプリペイドカード式。こちらで使用量を確認する事無く、各店舗さん自身で直接電力会社に

利用料金を支払う仕組みです。

テラスの縁に貼られたザラザラとした質感のタイル。その横には塀に使われていた材料を再利用しました。

屋根の骨組み上に、竹で編んだbambu bedekという材料を載せて、下から見えるようにしました。

バンブーホールの基礎工事が終わりました。奥に見えるグレーのタンクは浄化槽です。

バンブーホールの組み立てが始まりました。2日間ほど写真撮れなかったらすでにここまで作業が進んでいました。

親方の作った模型通りの形になりました。

ここまでが、直近の工事状況です。

また引き続きアップしていきます!とても長いブログになりましたが、ご一読ありがとうございます!

古谷 悟