バリのお盆?『ガルンガン』

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こんにちは、sisiの古谷です。本日もウブド郊外よりお送りしています。

今日5月12日(水)は、バリ島では『ガルンガン』と呼ばれる
日本の『迎え盆』の様な日です。

本日、sisiバリ島の3店舗は全店お休みを頂いています。

日本のお盆と同じく、この前後数日間は帰省ラッシュ、
って書くと高速道路が30キロ渋滞とか新幹線乗車率130%とか
想像しますが(僕だけ?)、こちらはバイクの利用率が高いので
皆さんバイクでブイィ~ンと田舎に帰ります。ええ、家族連れも多いので
3人乗りなどは当たり前です。

さて、そんなガルンガン、数日前より各家庭では準備に追われます。

奥さん達はいつもより大量に作るお供えもの、
旦那衆は家の前に飾る『ペンジョール』と呼ばれる、長い竹に
飾りを沢山つけたものを準備したり、バビグリン(豚の丸焼き)の
準備に豚を買ってさばいて(!)焼いたり、ラワールという
野菜とスパイスがタップリの食べ物を早朝から作ったり。

とにかくいつも軒先で寛いでいる近所のワヤンさんも
このときばかりはせっせと働いているんです。

バリの事をまだまだ知らない僕ですが、
友人のカデくんに聞いて見たところ、210日周期でこのガルンガンは
あるそうで、この10日後に、今度は『クニンガン』という日本で言う所の
『送り盆』の様な宗教儀式があります。

地元の小学校はこの時期ガルンガンからクニンガンまでずっとお休みだそうで、
確かにこの時期は2~3週間ほど子ども達が朝から外で遊ぶ姿をよく見るな、
とあらためて気が付きました。

以前、職人のおばちゃんが、バリヒンドゥーはとにかく宗教儀式が多くて
忙しいので、今度生まれ変わったら違う宗教に、と聞く人が聞いたら怒られる様な
事をぽつりと呟いていました。

今、家の周りは遠くでガムランの音が流れて、田んぼ仕事をする人も無く、
いつも以上にのんびりとした時間が流れています。

息子は昨日の夕方から、お手伝いさんの家にお泊まり(すっかり馴染んでいるので
本人は何の疑問もなく寝てたそうです)、今日はお店も休みで子どもと奥さんは
知人のお宅へ遊びに行き、僕はひとり家でのんびり読書、といきたい所ですが
色々と仕事があるのでこれから集中します!

普段はitunes で音楽聞きながら仕事しますが、こうしてガムランを聴きながら、
というのもなかなか良いもんです。