朝のおさんぽ
- 2008.06.24
- sisi奈良店より
いつも保育所に行って朝の軽いおやつを食べてからお散歩に行くのの果。こちらでは9時からおうち兼ストックルームのここに来てからゆっくり散歩は出来ないので妊婦の私、そしてちょっと体の事が気になる旦那さんと共に3人で出来る限り朝の散歩に出掛けています。
大体7時前にはのの果が目覚めて私たちを「よっ、よっ」(おはよう、の「よ」みたいです。)と起こしてくれるのでそこから顔を洗って日焼け止めだけささっと3人塗って近所に出掛けています。 初日はニュークニン、という昔私が住んでいた所、現在N子さん夫妻が住んでいる村に歩きに行き、日曜日でお休みだった幼稚園のお庭で遊ばせてもらいました。(実際はその横の犬の訓練をする台を一番気に入っていましたが。)
市場についてバイクを置いて、さぁ出掛けましょう!
そしてこの日は『ウブド市場』に出掛けました。 朝から市場にはたくさんの地元の人達がお店の仕入れ、おうちのお買い物などにやって来ています。その中をのの果を連れて歩くのは少し大変ですが、あの賑わいを感じるのはのの果にとっても私たちにとっても楽しい筈。
お店以外にも露天がたくさん出ます。歩くのなかなか大変〜
買いたいものはバナナと豆腐、そして『ジャジャン・バリ』と呼ばれるバリの生菓子だったんですが、やっぱり人の多さと下が濡れてぐちゃぐちゃになってる所も多かったので結局買えたのはバナナのみ。(この日、sisiの職人さんにバナナをもらい、うちはバナナ天国となっていますが。)
その代わり、今回のの果に買ってあげよう、と思っていた他のものを買いました。 それはこちらの女性の正装である『クバヤ』と呼ばれるブラウス。総レースのすけすけのものなのですが、小さい子供もTシャツやタンクトップの上にそれを着ていて、小さいなりにちゃんとサロン(一枚の布を腰に卷いてスカートの様にするもの。子供用はゴムが入って巻スカートになっている)とスレンダン(腰帯)を卷いてお参りに両親に連れられて寺院等に行っているんです。
試着してみました。紫が綺麗でした。
今回長い滞在ですし、近くのお寺でお祭りがあれば是非出掛けて行こうと思っています。(バリは至る所で日本の比ではないぐらいの頻度でお祭りが行われています。)
クバヤを買ったお店ではのの果のサイズのサロンが無かったのでsisiの職人ニョマンに作ってもらうか買って来てもらうかするつもりです。
市場の帰りにすぐ近くの王宮の横で来月15日の大きなお葬式に向けて準備を進めている様子を覗きに行きました。
バリではお葬式というのは人生の一大イベントで、お金持ちや身分の高い人になると結婚式と張るぐらいの盛り上がり。 来月はウブドの王族の2人のお葬式が行われるのです。 高い神輿の様なものを作り、それを担いで歩くのです。今回のものは噂によると25m!それが『ツインタワー』の様に2つ並んで製作中です。
これまた噂によると「担ぎ手」が足りない、そうです。何人必要なんでしょうねぇ、これは。
こういう豪勢な大きいお葬式がある時は近所の人達が「ついで」(?)に焼いてもらおう、と予定を合わせる為に街の至る所で小さなお葬式用の祠というのか神輿と言うのか、、、が用意されています。
バリでは普通、亡くなってからすぐにお葬式をするのでは無く、一度埋葬してから時期を見て(こういうい時やお金が貯まってから、等々)掘り起こして火葬にする様です。
ちなみに去年だったか一昨年だったかも王族の方のお葬式があった際、神輿が高過ぎて電信柱の電線が取っ払われていました。
なので、今回ももちろんそうなります。ウブドはその日一日は停電ですね、もちろん。 それが「当然」の土地柄。すごいもんです。
塔の足下はこうなっています。本当に竹等を使って地味〜に手作りされています。