date.7/5
今日は夜からお呼ばれして来ました。場所はウブドの中心からやや西の方へ行った『ペネスタナン』。N子さんのお店『toko tako』のお客さんであるフランス人のオリビエとチャーリーが「フランス料理を作っちゃる」と言うお話。「それは、なかなかに魅力的な話である」と言う事でN子さん、ayunさんと共に早速行って参りました。
お家は「ここ、どこやねん?」と言う程ぐるぐる回ったり昇ったりした所。(ひとりでは行けません、私)こじんまりとした2階たてのお家。(これはチャーリーの家)私はチャーリーとは初対面なので、夜なのにも関わらず、最近観た『チャーリーズ・エンジェル』が大のお気に入りな私は「Good morning Charlie」と言うてしまう。フランス人だし、どうもおっかしいチャーリーはさらっとかわし、色々楽しい話を(おかしい?)してくれました。 ギャラリーで彼のへんちくりんな(でも似合っている)絵たちに囲まれつつ、英語ありインドネシア語あり、そしてフランス語と日本語が入り交じった不思議な会話が交わされていったのです。その間、ちょこちょことオリビエは昔コックだった腕を生かしお料理の仕上げをしてくれていました。2人ともいい関係の友達なのだな、と感じました。 お料理はいたってシンプルなフランスの家庭料理風。『カポナータ』(赤ピーマンやズッキーニ、タマネギなどのお野菜を炒めて煮たもの)とあれは何かな?じゃがいもとキノコをハーブと一緒に炒めたもの。(美味しい〜〜)それとこちらでは私は普段あんまり口にする事がない『ビーフ』(もちろん牛肉でっす)。これはヒレ肉で、スーパーレア(これもこっちでは中々食べれない)で頂きました!ブラウンブレッド共に頂いたこれらのお料理は、「これがフランス人が作ったフランス料理やで」と言った感じで(どんな感じ?)とにかく楽しく、美味しかった。 普段、こんなにたくさんの人が集まる事は無いのでしょうか? 出されたナイフの、、、くくく、、、面白い事! フォークは普通だったのにナイフはまともな物は一本だけで、あとはサバイバルナイフ、ソムリエナイフ、台所にある包丁が2本飛び出して来て、もう私達は抱腹絶倒!チャーリーはソムリエナイフ(ワインを開ける時などに使う、色々栓抜きや缶切りが入っている小さいの)で「いいよ、全然問題無し!」とか嬉しそうに食べてるし。 フランス産の美味しい赤ワインも2本も開けてくれて、普段全然飲まない私も結構頂いてしまった。
食後は出て来るでー、と思っていた通りドライフルーツやナッツと一緒に『チーズ』が。やっぱりフランス人って食後はチーズやねんなぁ、と感心。 それも『バリブッダ』で買って来たよ、と言うている『山羊の乳で作ったチーズ』。真っ白で舌触りはカッテージチーズをもっとしっかりさせた感じ。「要はモッツァレラみたいなもんでしょ?」と聞いても「ちょっと、ちゃうなぁ。あれはイタリアのチーズやし」(何故か通訳は関西弁)と微妙な返事をする。 ほろ苦くて、そのままではちょっと辛い。
皆様は甘めのものと一緒に食べてはったのですが、私は『kikkoman』のお醤油と一緒にぱくぱく頂きました。(チャーリーは「日本のタマリ、サイコー」とか言うてるし)その後に、またまた出て来る『カサルナ』の美味しいケーキ!(ガトーですな)美味しいお茶と共にぺろっと食べてしまいました。
いつもはN子さんと2人で「あーでもない、こーでもない」と私がひとりべらべらしゃべる事が多い晩ご飯。今日はもう、本当に大満足のおかしな晩餐会でした。私達をしっかりと完璧にもてなしてくれたこのフランス人2人組、いい知人になれそうです。 |