sisi wall news
paper Vol.06-5
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■万里子のオススメ漫画
ご機嫌よう。いけいけ万里子のオススメ漫画でございます。 日本はイキナリ寒くなり、世界はテロで揺れておりますわね。不穏ですわ。そんなときにバカバカしく楽しい気分になれる漫画をご紹介致しましょう。
「ぶっせん/三宅乱丈/講談社」でございます。
私の大好きなモーニングで連載されていて、もう終了しているんですが、改めて単行本を読んでなんだかホンワカした気持ちになってしまいました。
「ぶっせん」その名も「仏教専門学園」の略。 貧乏寺の仏物専寺の留守をまかされる和尚の弟子・雲信がお金のために無理やり寺で始めた専門学校。 チラシの文句の「君も50単位
で悟りだ!!」が泣かせます...。 寺の点在する講談山をすべて本山にと企む金々腹寺の阿闍梨がこれは見逃せぬ
、と、スパイ正助を送り込んだ!といっても鼻がいいことしか取りえのない(取りえかな?)子犬のような正助君はスパイなんてコト全然やってないんですけど..。 ソレ以前に入学願書の住所で金々腹寺の回し者だってバレてるんですが..。 持ち物検査で「密偵手帳(実は中は真っ白)」も見つかっちゃいましたしね。
他の生徒もひとくせふたくせ。 イタリア人レオ君もいるし、宝塚の男役の修業のためにサラシまいて性別
偽って入学した三条君や、変なメンバーばっかり集まって、授業も大騒ぎでございます。規則は厳しく修業並。(修業以外の何物でもないんですが..) 全員剃髪のうえ入学です。 入学式の看板のティッシュの花が細かくてほほえましいですわ...。 もう一人の先生(名目上ね)丸慶(がんけい)はなぜだか居候してる山伏。 『キャバレーピンクィーうさぎ』でのツケがたまって、たまにバニーちゃんのかっこしてお店のショータイムに「うさぎ不動」として出演してたりします。(火ふきショーです)。 あ、そうそう、途中でキクさんなる老女も入学してきます。 実は仏物専寺の檀家さんなんですが、男の園に魅せられて...。 キクさん、ブルブル震えてるだけで、全然しゃべんないんですけどもね、いい味だしていらっしゃるんですのよ。 「校歌」は般
若心経、「外食」は托鉢、「体育」の授業は山で荒行。あくまで修業ではなく授業なのです。
ちなみに「視聴覚室」が座禅堂、「職員室」は雲信のへや..。 大事件じゃなくって、くだらない事ばっかりが起こってるのが、どうにも腹の力をゆるませてくれるのでございますわ。さあ、あなたもコレを読んで悟りの境地へ!....って絶対ムリですけどもね....内容は煩悩のカタマリばっかりだし..。かくいう私も煩悩には勝てませんわ。一度でいいので悟りを開いて心穏やかに過ごしてみたいものでございます。目の前のおやつがガマンできないようでは、まだまだ夢のお話でございますね...。 またさらにふっくらした万里子から(あくまでふっくらということにしておきますわ。おほほほ。)お送りいたしました。尚、こちらはsisiに寄付予定でございます。皆様、お待ちになっていて下さいませ。 それではご機嫌よう。
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■今月の
”SiSi” のおススメ映画
情報のない、いや少ない、いや、私が特にテレビもラジオも新聞も無い生活をしているから余計そうなんでしょうが、そういう日本とはかけ離れT生活をしている為か、いまいちこの緊張した世界情勢を飲み込んでいないようです。しかし、もちろん平和を願う気持ちは人一倍強いつもりです。1日でも早く皆が不安を持たずに、楽しくバリに来れるような時が戻りますように、、、。 そして私が出来るのはストレスを今まで以上に感じているであろう皆様に少しでも笑いを!と言う事で今回はコメディを。 そう、ただの中途半端な『映画好き』を名乗っておりますわたくしsisi。
特に好きなのはコメディ。 最近のものでは『悪い事しましょ』、『オースティンパワーズ』、などのベタなものなどがかなり好き。『アダムスファミリー』なんかのキャラクター物もすき。 一時は『サタデーナイトライブ』まで観ておりました。
そんでもって今回御紹介いたしますのは『シリアル
ママ』と『ペテン師と詐欺師〜騙されてリビエラ〜』の2作。 同じコメディでもジャンルが違うとまで言えるかも? まず、『シリアル
ママ』(1994年アメリカ作品 監督/脚本 ジョン・ウォーターズ 『ピンクフラミンゴ』)はキャサリン・ターナー扮する真面
目な普通の?(ちょっと変わった趣味などありですが)主婦が些細な事柄(レンタルビデオを返すのに巻き戻して無かったり、ゴミを分別
して無かったり...)に切れまくって殺人を犯して行く、、、。それが後半になってやっぱり捕まって裁判になって行くのですが、それがなんと!!!
無罪になっちゃったりしてっ。は〜、恐い。最後の最後まで笑わせます。 これが本当か嘘か実際にあった話を元にって言うんだからますますアメリカって〜〜〜。とにかく連続殺人事件(シリアル・キラー)をここまでからっと笑わせるのってすごい。よくよく考えたらこれってコメディ?
次に御紹介しますのは、コメディアンの中でも大好きなスティーブン・マーティン(『愛しのロクサーヌ』、『花嫁のパパ』、『サボテンブラザーズ』)主演の映画『ペテン師と詐欺師』(1988年アメリカ映画 監督フランク・オズ)。 これはかれこれ10年程前に観た映画なので詳細を覚えていないのですが、初めてみたS・マーティンの映画だったように思います。 マイケル・ケイン扮するクールな詐欺師に対抗心を燃やすペテン師が(お互い)一人の女性を騙そうとする、、、もちろんいつものドタバタあり。 そしてそのラストに思いもよらないどんでん返しが待っている。妙にそれを観た後で周りに勧めていました。 私ね、とにかくS・マーティン好きなんですよ。 人に言うとよく『裸のガン』のレスリー・ニールセンに間違われていますが、イヤイヤ、白髪頭が一緒なだけで全然違います。
なんかね、動きとかがおもちゃっぽいんですよ、顔もだけど。 私の中ではダン・エイクロイド(『ブルース・ブラザーズ』、『ゴースト・バスターズ』、『大逆転』)と一緒にしていた『サタデーナイトライブ』の『おかしなチェコ兄弟』って言うキャラクターがもうっ、最高に笑える。 う〜〜〜、思いだしてもニヤリとしてしまいますねー。これを知っている方はかなりのコメディ好き?連絡下さい。
彼の作品はやさしくってほっとするものが多いです。しかし、近年ちょっと落ちぶれた?っとか勝手に思っていて意識していなかったら’99年に出た『ビッグムービー』(洋題『BOWFINGERS』)でこれまた『サタデー〜』出身のエディ・マーフィー(『ナッティープロフェッサ−2』も結構面
白かったんですが)と共演ですんごいコメディ映画を作った(S・マーティンは脚本を書いたのだけど)。いっやー、嬉しかったですねぇ。 確か日本に戻る時に飛行機の中で観たはず。もうー、やめて〜ぐらい笑えますよ。E・マーフィーの芸達者ぶりもたっぷり堪能出来るしって結局今回何本紹介したんでしょ?ははは
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