最近のウブド近郊とsisiプンゴセカン、kafe topiの歴史(といってもまだ2年半)
- 2013.04.16
- sisiバリ島店より
こんにちは、sisiの古谷です。バリ島ウブド近郊からお送りしています。
こちらは先月から乾季に入り、昼間は暑いものの、朝晩は涼しくて過ごしやすいので助かります。
この時期の朝はこんな景色が見られる機会が多いので、早起きるのが楽しみになりました。
さて、私自身、sisiプンゴセカン店の今までを振り返る意味も含めて、店の生い立ちを。
sisiプンゴセカン店、元々はギャラリーで、表で作家さんのお母さんがナシチャンプルーの屋台を出していました。
当時私達が暮らしていた借家の近くだったのと、美味しかったので良く買って食べたり、
店内(ギャラリーにいくつかテーブルと椅子が並べてあった)で食事したものです。
ある日、屋台が無くなっていて、『賃貸募集』の張り紙が。
ウブドの中心地ではなく、少し外れた場所で、幹線道路沿い
(クタやデンパサール方面から車でウブドへ来る時に通る道) なら、中心地から遠くても、車で観光されているお客様は
逆にアクセスしやすいし、何しろドライバーさんが駐車場に困る(中心地は駐車スペースがなかなか取れないので、
ドライバーさんが苦労するのです)事なくお店前に駐車出来る、と考えて早速大家さんにコンタクトを取り、
すぐに借りることになりました。
お店は約2ヶ月間で改装(壁を残してほぼ全部交換)して、sisiプンゴセカン店がグランドオープンしたのが2011年2月。
オーナー生島はすっかり2周年の事など忘れている様ですが、すでに3年目突入ですよ、社長!
と書いている私(古谷)自身も『え、まだ2年?』と今思っています。
何だかもう3年以上経っている様な感覚だからです。
開店して暫くしてから『裏の土地を借りて(地主さん同じ)鶏や山羊が走り回っているのを見ながらお茶飲めるカフェがしたい』と言い出した生島。
また何言ってんだか、と右耳から左耳へ流していましたが、事ある毎に言うのと、
裏の土地に建物を作る必要性が出てきたので、山羊カフェはともかく、ノートに汚い絵を描いて、
『素材は竹、2階建て、床はタイルと木材』と大まかな事だけ決めて、職人さんと打ち合わせ。
今あるバンブーハウスはこうして打ち合わせ後わずか2ヶ月で完成しました。
そして、『山羊カフェ』は実現しなかったものの、『kafe topi』として、2012年5月にオープン。
お客様に『え?なにここ?』と思って頂けることをコンセプト(?)にしたkafe topi。
この場所は自称『レンボンガン』。海の無いウブドエリアに海を想像させる様なものを置いて、
『下は白砂敷こうか』と本気で考えたほど。サヌールから高速船で30分ほどのレンボンガン島は私達家族の大好きな場所なのです。
ウブドで知り合ったジャカルタのデザイナー、SUN君にデザインして頂いたロゴ。カップはご近所の陶芸屋Tさんの工房で。
沢山人が集まる場所にしたい、と当初はwarung sopaで開催していたサンデーオーガニックマーケットもこちらに移動し、
不定期で開催される『餅つき大会』は在住日本人の方々(特に子連れのご家族)に大好評。お陰で餅のつきかたも徐々に上達してきました。
こちらでお昼寝されるお客様を見ると、あぁ、ゆっくり寛いで頂けているんだな、と嬉しくなります。
しっかりと看板だしていないのと、sisiプンゴセカン店内を抜けないとkafe topiに行けないので
(隣の新プロジェクトが完成したら、表から直接ご来店頂ける通路が完成します)
皆さんお店の中を通ってご案内する時は『どこへ連れて行かれるんだろうか?』という不安な表情になるのですが
お店を見た途端、へ~、こんな場所があったんだ。とおっしゃって頂いたり、『ここは僕の秘密のカフェだ』
と在住欧米人のお客様にコメント頂いたり、徐々にお店の存在は知られている様です。
と、ここまでで始まりから2年半。
昨年秋からは隣の土地を新たに借りて、新プロジェクト開始。
地主さんも『お、また何か新しい事始めるの!?』と嬉しそうにおっしゃって下さり、
周りの人達からも『なになに、今後は何するの?』と。
新プロジェクトに関してはまた次回のブログでご案内させて下さい。
古谷 悟